聖学院大学の国際文化学科では、教室で知識を学ぶだけでなく、実際に人と出会い、話を聞き、自分の目で確かめる「フィールドワーク」を大切にしています。 2026年10月4日、学生たちは上尾市で開催された国際交流イベント「あげおワールドフェア2026」に「多文化カフェ」を出店しました。授業で学んだ世界の文化や日本の国際化に伴う課題を地域の人々に紹介し、来場者との交流を通して学びを深めました。
国際文化学科では、1年次からプロジェクト型の学びに取り組みます。その入口となるのが「基礎ゼミA」です。
学生たちは、さいたま市の国際友好フェアを訪れ、各国のブースを回りながら、さまざまな文化や人々に触れました。そこで出会った人や、現場で感じた疑問をきっかけに、グループごとに探究したい国を決め、その国の文化や課題について調べていきます。
フィールドワークは、教室の外に出ることだけが目的ではありません。授業で得た知識を現実の社会と結びつけ、自分なりの問いを見つけること。そして、自分が当たり前だと思っていることを見つめ直し、異なる文化や価値観への理解を深めることです。
今回の「あげおワールドフェア」への出店は、調べたことをレポートで終わらせず、地域の人々に伝える実践の機会となりました。
参加した学生たちは、地域の方々をはじめ、年齢や国籍を問わず、さまざまな人々と交流を楽しみました
基礎ゼミで学んだこと展示し、自分の言葉で紹介し、「学びを社会に発信する」機会となりました
会場の休憩スペースに設けた「多文化カフェ」では、基礎ゼミA・B・Cで取り組んできた各国の調査やフィールドワークの記録をパネルで紹介。世界のお菓子や飲み物も用意し、気軽に文化に触れながら会話を楽しめるブースにしました。
留学生・外国籍の学生によるトークブースでは、出身国での暮らしや文化について紹介。資料で調べるだけではわからない、実際にその国で暮らしてきた人の経験や視点に触れる機会となりました。約90名の来場者と交流しました。
また、ローランド先生と学生たちによるディスクゴルフ体験には、子どもを含む約150名が参加。英語での参加も歓迎し、言葉や年齢の違いを越えて一緒に楽しみました。
自分たちが学んだことを、初めて会う人にもわかるように伝えるにはどうすればよいのか。相手の反応を見ながら伝え方を工夫することも、学生にとって大切な学びです。自ら考えて取り組んだ経験は、主体性やコミュニケーション力を実践的に養う機会となりました。
各国紹介、クイズ、子ども向け企画など、次回に向けたアイデアが学生から出されました
国際文化学科で学ぶのは、世界の国々の文化や歴史、社会についての知識だけではありません。国や地域によって、ものの見方や考え方、当たり前とされることは異なります。その違いを知ることで、世界をより多角的に捉え、自分自身の考え方を見つめ直すことができます。
フィールドワークや異文化交流を通して、実際に人と出会い、相手の考えを知り、自分の思いを伝える。そうした経験を重ねることで、文化や言葉の違いを越えて対話し、互いを理解する力を育てていきます。
世界を知ることは、自分を理解し、自分の視野を広げること。
国際文化学科では、教室での学びと現場での経験を結びつけながら、異なる文化や価値観を持つ人々と向き合い、国際社会への理解を深めていきます。