「多文化共生」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか。言葉や文化の違いを理解し、お互いを尊重することは大切ですが、実際の地域社会では、それだけでは解決できない課題も数多くあります。

国際文化学科では、埼玉県川口市の芝園団地を訪れるフィールドワークを実施しました。日本人学生と外国人留学生が一緒に参加し、それぞれ異なる文化や価値観を持つ仲間と対話しながら学ぶことが、本学科ならではの大きな特徴です。事前学習・現地訪問・事後学習を通して、学生たちは社会のリアルに触れ、多様な視点から物事を考える力を養いました。教室では得られない「現場で学ぶ」経験を紹介します。

現場で知る、多文化共生のリアル

1年生の「基礎ゼミC」では、NGO多文化共生協働センター・川口の皆様のご協力のもと、多くの外国籍住民が暮らす川口市芝園団地を訪問しました。

事前学習では、川口市が抱える現状や行政・地域による取り組みについて学び、現地では商店や交流拠点を見学。異なる文化的背景を持つ人々が同じ地域で生活する姿を、自分たちの目で確かめました。

さらに、このフィールドワークでは留学生も一緒に参加。日本人学生だけでは気付かなかった視点や、留学生自身が感じたことを互いに共有しながら、多文化共生について理解を深めました。
知識を学ぶだけでなく、異なる価値観を持つ仲間と対話しながら考えることが、国際文化学科の学びの特徴です。

「答えがない課題」と向き合う学び

フィールドワーク後の授業では、学生一人ひとりが感じたことを付箋に書き出し、課題を整理しながらグループで議論しました。

「地域にはどのような課題があるのか」
「解決するためには何が必要なのか」
「自分たちにできることは何か」

留学生と日本人学生が互いの意見を交わす中で、多くの学生が「簡単な正解はない」という現実に気付きます。
「コミュニケーションを取れば解決する」という理想論だけではなく、人それぞれ異なる価値観や生活環境があり、行政や地域住民、外国人住民など、さまざまな立場から考える必要があることを実感しました。

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国際文化学科だからできる学び

国際文化学科では、留学生と日常的に学ぶ「学内留学」の環境に加え、実際に地域へ出て社会課題に触れるフィールドワークを数多く実施しています。
教室の中だけでは得られない"社会のリアル"を体験し、多様な文化や価値観を持つ仲間と対話を重ねることで、異文化を理解する力だけでなく、自分の考えを相手に伝え、ともに課題解決を考える力を身に付けます。

国際文化学科では、留学生とともに学ぶ日常と、地域で社会課題に向き合うフィールドワークを通して、「世界」と「地域」をつなぐ視点を育みます。正解のない課題に向き合い、多様な人と対話しながら、自分の考えを形にできる人材を育てています。