2026年9月26日、さいたま市立日進公民館の主催事業「わくわく遊び広場」で、聖学院大学子どもボランティアサークルポラリスの学生たちが、地域の子どもたちとおもちゃを作って遊ぶ活動を行いました。
ボランティア活動を通して、学生たちは、自らの問いを開いていきます。日進公民館の館長・岩崎まさみ先生に声をかけていただいて始まったこの活動。地域社会と大学がつながって、学生たちの学びの領域が学外に広がっています。


出来上がった糸電話を使って一緒に遊ぶ様子
「どう説明したら伝わるだろう」「どこまで手伝ったらいいだろう」「どうしたら一緒に楽しめるだろう」――。
子どもたちと実際に遊んでいると、そんな問いが次々に生まれます。
日進公民館の「わくわく遊び広場」は年5回開催されます。対象は5歳から小学4年生。「ポラリス」は、昨年度からこの事業に参加して、各回の内容を企画・実施しています。ジェスチャーゲームで緊張をほぐした後、糸電話やアイスクリームけん玉、ストロー飛行機などの工作を楽しみました。子どもが難しそうにしているときには、そばにいる学生が手伝います。ただ作り方を教えるのではなく、「どうしたらこの子が自分でできるだろう」と考えながら関わっていました。

子ども一人ひとりに合わせた関わり方を考えながら接します。
ポラリスの活動は、子どもたちと一緒に遊んで楽しむだけで終わりません。
子どもたちを見送った後のミーティングで、学生たちは公民館職員の方たちとその日の様子を振り返ります。
「子どもたちが楽しそうだった場面」「うまく関われたこと」「難しかったこと」など気づいたことを共有して、次回のプログラムを考えていきます。
今回参加したのは、心理福祉学科4名、子ども教育学科1名。学科の異なる学生たちが活動を共にすることで、お互いの感じ方や考え方の違いを知って意見を交わす対話になります。こうした経験がそれぞれの学科での学びにつながっていきます。楽しさを共有して生まれるコミュニケーションについて多角的な見方で考える機会にもなります。

心理福祉学科1年 坂下 浬久さん
ポラリスのメンバーの一人、心理福祉学科1年 坂下 浬久さん。アンバサダー入試で聖学院大学に入学した学生です。
坂下さんが掲げているマイテーマは、「子どもたちが笑顔で生活するためには?」という問い。
地域の子どもたちと遊び、話し、一緒にものをつくる。「わくわく遊び広場」の経験が、「子どもたちがもっと楽しく過ごせる広場にしたい」「次回もまた来たいと子どもたちが思ってくれるようなプログラムをつくりたい」という新しいアイデアになっていきます。

「わくわく遊び広場」に参加するたびにシールをペタリ。何度も参加する中で、学生と子どもたちの距離も少しずつ縮まっています。
「わくわく遊び広場」には、昨年度から参加している子どもたちもいます。顔を合わせる中で、学生と子どもたちの間には少しずつ顔なじみの関係が生まれています。
一度きりのイベント参加ではないからこそ、「前はできなかったことができるようになった」「今日はこんなことを話してくれた」といった変化にも気づけます。
「子どもと関わってみたい」から、その先へ
ポラリスに参加するきっかけは、ボランティアに興味があった、大学のサークル紹介を見て、身近に小さな子どもが多く関心を持ったなど、さまざまです。「子どもと関わってみたい」という気持ちから始めた活動が、いつしか「どうすれば子どもたちが笑顔で過ごせるのか」という自分の問いにつながっていく。
自分の問いを、地域の子どもたちと遊ぶボランティア経験を重ねるなかで開いて、次のプログラムを仲間たちと考えていく。そんな学び方も、聖学院大学での学生生活の一つです。