8/4(火)〜6(木)、2泊3日の『北海道サステイナビリティ ボランティアスタディツアー』を実施しました

「北海道の食農産業の現場を知り、SDGsを紐解くこと」をテーマに実施している北海道でのスタディツアーを今年(2026年)も実施しました。

3年目の実施となる今回は、これまでのサステナブルな視点はもちろん、日本農家の課題解決を共に考え、日本の農業を積極的に応援していくという「援農」のコンセプトを加えて「サステイナビリティ ボランティアスタディツアー」として実施をしました。

4月に入学したばかりの1年生から就職先の内定している4年生までの、3名の学生が参加をし、北海道十勝を訪問し、北海道の食農産業を体験しながら学んできました。

【スタディツアー内容・スケジュール】
1日目 酪農について学習〜酪農体験(ロボット搾乳)、牛乳飲み比べ など
2日目 トウモロコシ収穫体験、十勝の開拓の歴史を学習 など
3日目 グループワーク ツアー後の課題の役割分担、ポップコーン食べ比べ など

生まれたばかりの子牛

生まれたばかりの子牛

誕生したばかりの子牛がお出迎え

ツアー初日。とかち帯広空港に到着後、芽室町にある大友牧場を訪問。
ツアー一行が到着するほんの1時間前に子牛が生まれたとのことで、生まれたての子牛を見ることができました。

大友牧場は1954年に設立された家族経営の牧場で、牛を育て、搾乳をしています。
大友牧場の生乳は生菌数が低い「きれいな生乳」が自慢。牛乳本来の味を感じてもらいたい思いから、新得町にある「エゾリスの谷チーズ社」の協力で「ツナグ」という名前のチーズの生産がされています。
大友牧場は酪農教育ファームの認証を受けていて、代表を務める大友さんご夫妻が酪農ファシリテーターとして、子どもたちに酪農という仕事や、食の大切さを伝える活動を行っています。

ロボット搾乳を見学

ロボット搾乳を見学

酪農の「今」を体験、搾乳のタイミングを牛に決めさせることで牛に快適なやさしい酪農

次に訪問したのはやはり酪農農家の木村牧場。
木村牧場では、最新鋭のスマート酪農技術をいち早く取り入れてた持続可能な酪農を実践しています。今回のツアーではそうした技術を見学させていただき、搾乳ロボットによる自動搾乳は、搾乳のタイミングを牛に決めさせるため、牛のストレスを軽減し快適さを提供します。ロボットが人の労働負担を軽減してくれて牛にもやさしい、まさに持続可能なこれからの酪農の姿です。


【学生の感想】
このツアー を終えて、自分自身の購買行動に変化がありました。参加前は、牛乳の銘柄などは意識して買い物をしていませんでしたが、ツアーで体験した牛乳飲み比べ等の経験を経て意識するようになりました。自分はどの牛乳を美味しいと思うのか?どの牛乳が好きなのか?それはなぜか?牛乳がより身近な研究対象となりました。そして、毎日様々な銘柄の牛乳をスーパーマーケットで探 して購入しています。
 

収穫したトウモロコシを運ぶのも重労働

収穫したトウモロコシを運ぶのも重労働

十勝の歴史を学び。価値や意味を理解して、トウモロコシの収穫体験!

2日目は4時前に起床して早朝から坂東農場を訪問し、トウモロコシの収穫体験を行いました。
収穫したてのトウモロコシを畑で試食するなど、とても貴重な体験ができました。

午後はツアーコーディネーターから北海道十勝の開拓の歴史について学び、昔の馬小屋など坂東農場の敷地内を見学しました。

夜は「地域おこし協力隊」という芽室町の地元の方々との交流会を行いました。


【学生の感想】
北海道では、地域によるつながりが強く、相互に支え合っているものだと学ぶことができました


 

ツアーの終わりと今後のビジョン

牧場と農場を実際に訪れ、食農産業を支える人たちの努力や工夫、そして課題を感じることができた実りあるスタディツアーでした。

学生たちにはツアーで学んだ北海道の食農産業の現状のことを、大学の他の学生に知ってもらうための新聞を作るというツアー終了後の課題が出されました。

内容は、「SDGsの観点から学んだこと」「酪農の必要性」「体験したこと」「十勝の酪農、食農産業を応援するために自分ができること」「各農場、牧場の方々への感謝」。

学生たちがどのようなことを感じて、どのような新聞ができあがってくるのかがとても楽しみです。

【学生の感想】
・ツアーを通じて、SDGsのゴール12「つかう責任・作る責任」を自分の肌で感じることができました。そしてなぜ、北海道がサステイナビリティで持続可能な酪農を行っているかについて学ぶことができました
・日本の農業の課題は、農家さんだけで解決できるものではないことを感じました