埼玉県小川町の「若者未来会議」に、聖学院大学政治経済学科のゼミ生が参加しました。他大学の学生や地元の高校生とチームを組んで、実際の自治体政策に関わりながら、1年をかけてガイドブックをつくるという取り組みです。「人口減少」や「地方創生」を授業で学んできた学生たちが、その現場に飛び込んだ第1回の様子をレポートします!

道の駅おがわまちを訪れる学生達
埼玉県の山あいにある小川町は、人口約3万人の小さな町。人口減少や高齢化が進むなか、若者の視点でまちを盛り上げようという取り組みが「若者未来会議」です。参加しているのは聖学院大学の学生だけでなく、他大学の学生や地元の高校生も。異なるバックグラウンドを持つメンバーが集まって、まちの未来を考えます。
今年で6回目となるこの取り組みのゴールは「おがわの魅力お届けBOOK」の第3弾の制作。若者目線で小川町の魅力を紹介するガイドブックを、1年かけてつくり上げていきます。
政治経済学科の公共政策ゼミもこの取り組みに加わり、理論だけでは得られない実践の学びが、いよいよ始まります。

小川町職員の方にご説明いただきました
第1回の午前は、小川町役場の担当者による講義からスタート。まず、手漉き和紙(ユネスコ無形文化遺産)、有機農業、石蔵を改装したコワーキングスペースなど、個性豊かな町の地域資源が紹介されました。
続いて示された人口グラフでは、働き盛りの世代が1980年の約7割から2025年には4割台にまで減っているという説明がありました。
「対策を打っても、効果が出るまで5年・10年かかることもある」という担当者の言葉が印象的です。
まちづくりについて授業やゼミで学んできた学生にとって、その現場を実感できる機会は、教室にはないものです。

本殿が県の有形文化財に指定されている八宮神社
午後はフィールドワーク。役場を出発して町内の様々なスポットを歩き回りました。
築100年の石蔵を改装したコワーキングスペース「NESTo」、最近リニューアルして和紙工房や地元野菜の直売所が充実する道の駅おがわまち、廃校の校舎が分校カフェ「MOZART」に生まれ変わった旧下里分校など、各スポットで町役場の職員や地域おこし協力隊から直接話を聞きました。
教科書で読む「地域活性化」が実際にこういう形で動いているのか——そんな発見が、歩くたびに重なっていきます。
次回7月の会議からは企画書を持ち寄り、本格的な制作がスタートします!
石蔵をコワーキングスペースに改装したNESTo
昨年リニューアルし、賑わいのある道の駅おがわまち
バーベキュー場としての整備を進めている河岸
一部を、地元の有機野菜を用いたレストランとして利用している旧下里分校
廃校となった後にオフィスやカフェとして活用している旧上野台中学校
都内からアクセスできる豊かな自然も小川町の魅力
初めて会う人たちと、初めての町で、本物の課題に向き合う
「まちづくりに関わるなんて、難しそう」——そう思っていませんか?
政治経済学科では、授業で理論を学ぶだけでなく、実際の現場に飛び込んで動く機会があります。
学生たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。教室と現場、両方で学べる環境が、聖学院大学にはあります。