世界中の人と人が行き交う、成田国際空港・国際線カウンター。その最前線で働いているのが、聖学院大学 国際文化学科(旧・欧米文化学科)を卒業し、株式会社JALスカイに入社した田所陽登子さんです。国籍も言葉も異なるお客さまと向き合う毎日。その仕事を支えているのは、大学時代に身につけた「異文化に向き合う力」でした。国際文化の学びは、航空業界という憧れの舞台へ、確かにつながっています。
「大学で学んだ一番の財産は、“自分と違う価値観がある”と自然に受け止められるようになったことです。」
田所さんはそう振り返ります。国際文化学科では、留学生と共に学ぶ授業や対話を重視したグループワークを通して、多様な文化や考え方に触れてきました。
現在の職場では、日本語も英語も通じにくいお客さまに対応する場面が日常的にあります。そんな時に大切なのは、完璧な語学力よりも「諦めずに伝えようとする姿勢」。Google翻訳を使ったり、覚えた単語を組み合わせたりしながら、相手に歩み寄る。その姿勢は、まさに大学で培った異文化理解力と対話力そのものです。歴史や文化を学んだ経験が、接客の引き出しとして活きています。
国際線グランドスタッフの仕事は、華やかなイメージだけではありません。搭乗手続きでは、ビザやパスポートの残存期間、乗り継ぎ条件などを厳密に確認します。一つの判断ミスが、お客さまの渡航そのものを左右することもあります。
時間に追われる中で、他部署と連携しながら対応する場面も多く、チームワークが欠かせません。それでも田所さんが大切にしているのは、「できません」と断る前に代替案を考えること。荷物の超過があれば、負担の少ない方法を提案するなど、常にお客さまの立場に立つ。その積み重ねが、「人の役に立っている」という実感につながっています。空港は、笑顔の裏で安全な旅を支えるプロフェッショナルが集う場所です。

2024年 国際文化学科(旧欧米文化学科)卒業 田所陽登子さん
聖学院大学に入って、世界が一気に広がりました。正解は一つじゃないと知れたことが、今の仕事の土台になっています。
国際文化学科で身につけた異文化理解力や対話力は、世界と関わる仕事への大きな強みです。
「航空業界に憧れている」その気持ちがあるなら、ここからその一歩を踏み出してみてください。