政治経済学科のゼミ「国際環境法」と授業「政治経済学特論A (国際環境法)」の履修学生が、プラスチックをリサイクルするための機械を設計や製造、販売を行っている日本シーム会社を訪問しました。座学で学んだ国際環境法の知識をベースに、現場とのギャップや課題を自分の目で確かめる貴重な体験となりました。理論と実践をつなぐ学びの一歩を紹介します。
はじめにリサイクルの基礎知識などについてお話を聞きました
2025年7月6日、政治経済学科の国際環境法ゼミ生と「政治経済学特論A (国際環境法)」の履修者計9名が、日本シーム株式会社(埼玉県川口市)を訪問しました。
同社はプラスチック製品や廃プラスチックの洗浄・粉砕・選別を 担う機械の設計製造・販売を担う企業で、学内のペットボトルキャップ回収にも協力しています。
学生たちは、座学で学んだ国際社会のごみ対策と国内実践とのズレを意識しながら、リサイクル工程を見学・体験。環境に関する法律や政策と現場の距離を実感するフィールドワークとなりました。
後半は実際に工場に行き、リサイクルの過程を見学しました
工場見学を通して、学生たちはリサイクルの手間や工程の複雑さを初めて肌で感じました。
振り返りの時間には、「リサイクルできる製品とできない製品はどう見分ける?」「日本とドイツでリサイクル手法に差が出るのはなぜ?」といった意見や疑問が出されました。
また、「使用済みプラスチックをリサイクルしやすいよう、汚れたものは洗ってから捨てようと思った」といった感想も。
教室での学びが、現場での体験によって、学生自身がどのように具体的な行動につなげていくかを考える機会となりました。