SDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」を「自分ごと」に

聖学院大学サステイナビリティセンター(Seigakuin Sustainability Center: SSC)では、多角的視点を持って「持続的な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を推進し、その達成に貢献していくためにさまざまなプロジェクトやイベントを企画しています。今回はSDGsの目標16「平和と公正をすべての人に」に焦点を当てたワークショップを企画し、学生たちがSDGsというレンズを通して平和について「自分ごと」として学ぶ機会を提供しました。

将来「国を守る」役割を担う防大生と平和について考える!

SSCでは、2025年2月7日(金)に防衛大学校の防衛学ゼミとともに「合同ワークショップ~平和について一緒に考えてみませんか?~」を防衛大学校にて実施しました。防衛大学校4年生の学生(防大生)6名と本学で選考された6名が、昼食会で交流を深めた後、防衛大学校の村田真理准教授(現役自衛官)と本学政治経済学部政治経済学科の鈴木詩衣菜准教授によるワークショップに参加しました。

ワークショップでは、国際社会における武力行使規制について国際法の側面からグループディスカッションを行い、意見交換を行いました。将来の幹部自衛官となる防大生と一緒に、国際条約集を開きながら、国際法上の武力行使規制に関する枠組みについて考えるなど、貴重な学びの機会となりました。

ワークショップ後には資料館で防衛大学校の歩みや学校生活などについても学び、参加希望者は米海軍横須賀基地の見学も行い、さまざまな視点から平和について考える一日となりました。

ワークショップに参加した学生の声

・実際にこれから国家防衛の最前線に立つであろう防大生が、専門的な知識を踏まえた上でどのような考え方をしているのか、自分たちの意見とはどのような相違があるのかなどを知ることができた。今後の平和を考えていく上で大切な経験になったと思う。(日本文化学科 1年)

・今回のワークショップは、今後実際に起きかねないような内容であったため、非常にリアリティのあるワークショップだと感じました。今後の研究や国際情勢を見る上で非常に良い経験となったと思います。(政治経済学科 1年)

・授業で話を聞くだけでは理解しがたい部分も自分で考えることで理解を深められたと感じた。また、普段は大学の外で授業をすることは無いため、知らない土地に学びに行ったり他大生と交流したり、良い刺激になった。(政治経済学科 3年)

写真で見る当日の様子