2011年3月11日に発生した東日本大震災直後から復興支援活動に取り組んできました。年2回実施している東北ボランティアスタディツアーでは、現地で学び活動するだけでなく、事前学習や事後の振り返りの時間も大切にしています。ツアー最終日に、帰りのバスの中で一人ひとりが語った「ツアーを通じて感じたこと・考えたこと」や「この1年で取り組みたいこと」について、改めて内省を深める場として振り返り会を実施しています。学びを言葉にして共有することで、経験をより確かなものにするとともに、次の一歩につなげる機会としています。
2026年2月26日(木)、2月14日(土)~16日(月)に実施した、冬の東北ボランティアスタディツアーの参加者が集まり、振り返り会を実施しました。
振り返りの前半では、ツアー2日目に行った「大川マップづくり」※の延長として、各自の課題となっていた日記形式の文章を発表しました。学生たちは、「大川のありたい姿」を思い描きながら日記を書き、スイカ割りやお花見、流しそうめん、魚釣り、生き物観察、落ち葉での焼き芋など、四季折々の自然を生かしたさまざまなアイデアが共有されました。豊かな自然に恵まれた大川の地域で、Team大川の皆さんとともに、こうしたアイデアが今後の新たな取り組みへとつながっていくことが期待されます。
※「大川マップづくり」は、Team大川―未来を拓くネットワーク―顧問の佐藤秀明さんの進行のもとで行われました。参加者は春・夏・秋・冬のグループに分かれ、季節ごとに「あったらいいな」と思うアイデアを出し合いながら、大川小学校やその周辺地域のマップに具体的なアイデアを書き込み、地域の未来を描きました。
後半では、「これまでの自分、これからの自分」をテーマに、ツアーを通して感じたことや今後取り組みたいことを一人ひとりが発表しました。発表を聞いたメンバーは「応援ふせん」にメッセージを書き、互いの挑戦を後押ししました。ツアー後すぐに自宅周辺の危険箇所を確認し、防災についてさらに調べてみようと考えた学生や、多くの人に震災の経験を伝えていきたいと決意を新たにした学生もいました。また、このツアーへの参加が、以前からあたためていた企画を具体的な形にする後押しになったという声も聞かれました。
今回の振り返りの時間を通して、ツアーでの経験を改めて言葉にし、互いの思いや気づきを共有することで、学びをさらに深める機会となりました。現地での体験はもちろん、その後の振り返りを通じて得られた気づきや思いは、これからの行動へとつながっていきます。今後も学生たちがそれぞれの形で学びを生かしながら、具体的な行動へとつなげていくことが望まれます。
冬の東北ボランティアスタディツアーに関する記事はこちらからご覧ください。