聖学院大学サステイナビリティセンター(Seigakuin Sustainability Center: SSC)では、多角的視点を持って「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を推進し、その達成に貢献していくための取り組みのひとつとして、毎年、北海道・十勝でサステイナビリティスタディツアーを実施しています。現場での体験、実践を通して、SDGsを「自分ごと」として捉えるきっかけを提供しています。
今年で2回目となる北海道サステイナビリティスタディツアーが8月5日(火)~7日(木)の2泊3日で実施され、選考された学生3名が参加しました。
「北海道の産業/現場を知り、日本の持続可能な食農産業からSDGsを紐解く旅」というテーマのもと、農場や牧場を訪ね、酪農業に従事されている方々の話を伺い、実際に作業を体験することで、酪農業においてのサステイナビリティやSDGsについて学びを深めました。ツアー中は、現地コーディネーターや酪農家の方々だけでなく、帯広畜産大学の学生や芽室町でのJICAグローカルプログラムに参加中の派遣前のJICA海外協力隊員の方々との交流の機会もあり、多くの出会いにも恵まれたツアーとなりました。
【主なプログラム】
・北海道十勝の開拓の歴史についての講義
・酪農教育ファーム認証の農場での酪農体験
・ロボット搾乳を導入している農場の見学
・とうもろこしの収穫・出荷体験
・なんとなくであったSDGsやサステイナビリティを自分のもつ五感で体験し、意識を向ける大切さを学びました。(人文学部日本文化学科1年)
・農家さんから「世間の農業への認識の甘さ」についての話がとても印象に残っています。漠然と感じていた「農業の大変さ」が、直に見ることでより鮮明になる機会となりました。(心理福祉学部心理福祉学科1年)
・畜産大の方やゲストハウスに研修に来ている方とお話することができ、新しい視点の学びが増えたことがよかったです。スタディツアーを通し、自分が想像していた以上に酪農や農業の大変さややりがいを感じ取ることが出来たので、経験したことを広めるとともに、自分の感じた課題の解決へ向けて支援などを行っていきたいです。(心理福祉学部心理福祉学科1年)
酪農場の見学
牛への餌やり体験
とうもろこしの収穫体験
参加者全員で課題に向けた勉強会
とうもころこしからポップコーンを作る体験
たくさんの発見が詰まったツアーとなりました!
今回のツアーでは、ツアーに関する動画を参加者全員で作成することが課題として出されていました。ツアー内容やツアーでの学びが以下の動画3本にまとめられていますので、ぜひご覧ください。
北海道サステイナビリティスタディツアーの紹介①
北海道サステイナビリティスタディツアーの紹介②
北海道サステイナビリティスタディツアーを通しての学び