2025年6月7日(土)聖学院大学人文学部日本文化学科 木下綾子准教授のゼミが、東京国立博物館と神田古書街をめぐるフィールドワークを実施しました。古典文学の原資料に直接触れることで、文献の重みや文化の継承について深く学ぶことを目的としたツアーです。
>>日本文化学科のゼミ一覧はこちら
午前中は上野にある東京国立博物館の総合文化展(平常展)を見学。奈良時代から室町時代にかけて制作された経典や政治書、和歌資料など、貴重な文化財が展示されている中、特に注目を集めたのは国宝『群書治要』巻二十二と、重要文化財「類聚歌合」。
先生の丁寧な解説により、学生たちは資料の背景や歴史的意義を理解しながら、古典文学がどのように時代を超えて受け継がれてきたのかを実感しました。
午後は神田古書街へ移動。日本書房をはじめとする国語・国文学専門の古書店を訪れ、店頭に並ぶ原資料や複製資料をじっくりと観察しました。学生たちは、研究書を手に取りながら、自らの関心に合った文献を探し、購入する姿も見られました。
実際に本を手に取ることで、文献との距離がぐっと近づき、学びがより実感を伴ったものになります。
古典文学は決して過去のものではなく、今を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれます。日本文化学科では、こうした学びを通じて、文化を未来へとつなぐ力を育んでいます。
「好き」をとことん学ぶ4年間を過ごせるのが、日本文化学科。学びたいことが決まっていなくても、「好き」なことがあれば大丈夫。あなたの「好き」を手がかりに、学問の面白さを充分に体験してください。日本文化学科での4年間を通して、未来の自分を見つけましょう。