「講演会って、ただ話を聞くだけじゃないの?」──政治経済学科では、社会で活躍する専門家の講演会をきっかけに、ゼミや授業で学びを深めていきます。事前に調べ、聞いた後に考える。講演を“自分ごと”に変えていく実践的な学びのカタチを紹介します。
予備演習でのディスカッション。自然と自分の意見が出てきます。
政治経済学科では、現代の社会問題や国際情勢などをテーマに、実務家や研究者を招いた講演会を行っています。
でも、ただ話を聞いて終わり…ではありません。
たとえば1年生全員が受ける少人数ゼミ「予備演習」。
この授業では、講演のテーマに合わせて事前に調べ学び、聞いたあとは内容について考え、意見を交わします。
一方通行ではなく、双方向の学び。講演が“きっかけ”になって、知識がぐっと深まっていくスタイルです。
2025年に開催された講演会「核兵器のない世界へ向かって──原爆投下からノーベル賞まで~そしてこれから~」では、事前に原爆や被曝について学び、講演後には歴史を「伝える」という視点でディスカッション。
「歴史を知る」から、「歴史とどう向き合うか」へと、考えが自然に広がっていきました。
1年生が最初に受ける、ゼミ形式の導入授業です。新聞を読んでまとめたり、少人数で話し合ったり、発表したり。
考える力や伝える力を着実に培います。高校とは違う“対話型”の学びで、2年次以降の専門科目につながる力をしっかり準備できる授業です。
「この話、もっと知りたい」
──そう思ったときに、次の一歩が用意されているのが政治経済学科の魅力。
たとえば、平和や国際問題に興味を持ったら、「平和学」や「国際法」、「国際政治学」といった専門科目へ。
講演で得た問いや気づきを、そのまま授業につなげて探究することができます。
気になる“点”を、しっかり“線”につなげる仕組みがあるから、学びが広がる。
自分の興味を、自分のペースで深めていく──
ここでは、それがちゃんとできます。