1.はじめに

本学は、建学の精神である「神を仰ぎ 人に仕う(Love God and Serve His People)」の理念に基づき、他者への愛と誠実さをもって質の高い教育・研究および多様な学びの機会を提供し、社会に貢献することを目指しております。
大学の使命を全うするためには、学生・生徒に対する良質な教育・研究環境の維持とともに、それを支える教職員が心身ともに安心して働くことができる就業環境の確保が不可欠です。 
本学にお寄せいただくご意見やご要望は、大学運営および教育改善のための貴重な糧として今後も真摯かつ誠意をもって受け止めてまいります。しかしながら、教職員に対する社会通念上許容される範囲を超えた過剰な要求や人格を否定する言動(カスタマーハラスメント)は、教職員の尊厳を傷つけるのみならず、健全な教育・研究活動を阻害する重大な問題です。 
本学は、相互の開かれた対話と人権の尊重を基盤としつつ、悪質な迷惑行為に対しては組織として毅然と対応いたします。

2.本学におけるカスタマーハラスメントの定義

本学におけるカスタマーハラスメントとは、在学生・保護者・卒業生・地域住民・取引先等の皆様(学外関係者)からの言動のうち、「要求内容そのものが妥当性を欠くもの」または「要求内容に一定の妥当性が認められる場合であっても、その要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なもの」であり、教職員の就業環境および教育・研究環境を害する行為を指します。 

主な具体例は以下のとおりです(※これらに限定されるものではありません)。

身体的・精神的な攻撃・威圧的言動

  • 暴力、暴言、大声での威嚇、脅迫、侮辱、差別的発言、教職員個人への人格否定。

    教育活動への不当介入

    • 成績評価、単位認定、入学試験判定、懲戒処分その他大学の教育上又は管理運営上の判断に対し、合理的根拠なく変更を強要する行為。

      過剰な要求・不当な強要

      • 権限を超えた対応の強要、不当な謝罪(土下座等)の要求、妥当性を欠く金銭・物品の要求、不当な担当者の交代・処分の要求。

        時間拘束・執拗な連絡

        • 長時間の電話・面談の強要、窓口の占拠、正当な理由のない不退去・居座り、電話やメールの過度な反復・過剰な繰り返し。

          プライバシー侵害・ネット攻撃・撮影等

          • 教職員の無断録音・録画・撮影、SNSやインターネット掲示板等への誹謗中傷・個人情報の拡散・名誉毀損行為。
          • 教職員個人の氏名等を用いた継続的な誹謗中傷、動画配信サイト等を利用した信用毀損行為。

            3.本学におけるハラスメントへの対応方針

            対応の拒否・中断

            • カスタマーハラスメントに該当すると判断した場合は、警告を行うとともに、状況に応じて対応の中止、面会や電話等の制限、対応窓口の一本化等の措置を講じます。

              外部機関・専門家との連携

              • 脅迫・不退去・威嚇等の悪質なケースや法的な問題が生じた場合は、警察への通報や弁護士等の専門家と連携し、民事・刑事双方の法的措置を含めて厳正に対処します。

                教職員の保護と安心の確保

                • 被害に遭った教職員を孤立させず、組織としてバックアップするとともに、メンタルケア等の適切なサポート・ケアを最優先で行います。

                  4. 学内・組織としての取り組み

                  相談窓口の明確化

                  • 教員・職員がそれぞれ速やかに報告・相談できる学内窓口を設置・周知します。

                    研修と再発防止策

                    • 定期的な教職員向け研修を実施し、大学全体の対応力を向上させるとともに、発生事案については、事実関係を適切に記録・保存し、再発防止および組織的対応に活用します。

                      2026年9月