心理福祉学科の卒業生が語るソーシャルワーカーの“リアル”

心理福祉学科毎年恒例のプログラムです。国家資格である社会福祉士・精神保健福祉士を生かした仕事の実際、資格取得までの大学生活のアレコレを卒業生がリアルに語ります。在学生にとっては、資格に関係なく進路を考える貴重な機会です。

本学の心理福祉学科は、共生社会において人と社会を深く理解し「共に生きる」こころを養うことを目的とし、心理学と福祉学を関連付け、両面から学ぶことができることが特色です。

支援に「正解」はない!多様な人々の人生に寄り添い、追体験できることこそが福祉専門職のやりがい

6月25日(水)、「卒業生から学ぶ社会福祉士・精神保健福祉士のリアル」が開催されました。
社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得し、ソーシャルワーカーとして福祉現場で活躍する卒業生をお招きし、仕事のやりがいや大学時代の印象的なエピソードなどを伺いました。 国家資格を目指すきっかけについては、家族や友人とのかかわり、また大学での学びを通じてその必要性を実感したという声が多く寄せられました。
支援には「正解」がなく、子どもや若者、障害・病気のある方々が希望する生活を実現するための支援は非常に難しい面もあるとのこと。それでも、多様な人々の人生に寄り添い、追体験できることこそが福祉専門職のやりがいであり、そこに大きな希望を感じると率直に語られていました。
また、大学時代の心理学と福祉学の学びに加え、在学中のこととして、ゼミでの施設見学、ボランティア活動、オープンキャンパススタッフとしての経験など、多様な経験が卒業生たちの柔軟でしなやかな実践力につながっていることも紹介されました。 在校生からは時間が足りないほど多くの質問が寄せられ、会場は熱気に包まれた盛況ぶりでした。

プログラムに参加した学生のコメント

PROFILE心理福祉学科 1年生~4年生

■ OBの方々の話を聞いて、今後の自分のビジョンや計画がより明確になった気がします。また、精神科に対して多少の偏見を持っていましたが、それらが解消されました。



■自分の夢に向かって頑張った経験を話されている皆さんはとてもキラキラしていて、当時の辛い思いがあったからこそ今こうして笑顔で話せているんだなと思いました。



■ちょっとでもやりたいと思ったことには挑戦するという言葉が印象に残った。公認心理師と社会・精神保健福祉士のどちらの道に進むか悩んでいるので、とてもタメになる話だった。特に児童相談所での仕事内容について詳しく調べてみたい。

写真で見る当日の様子