1. 基本的な考え方

ICTの利活用により、学修者本位の学修の実現、効果的で質の高い推進を目指す。すべての学生及び教職員が安全安心に利用でき、教育活動において効果的で効率的な活用ができるICT環境の整備を図ることを目標とする。

2. ICT環境の整備に関する取組

ICTを利活用した質の高い教育を推進するため、以下の環境整備を実施する。

(1) ネットワーク環境の整備

全学の建物(1号館、2号館、3号館、4号館、ディサイプル館、シャローム館、7号館、8号館、図書館棟、エルピス館、ヴェリタス館、チャペル棟)に安定したWi-Fiネットワークを整備する。

(2) コンピュータ実習室および貸出用ノートパソコンの整備
  • 学生が利用可能な学内貸出用ノートパソコンを図書館に整備する。
  • 学生が利用可能なPCを4号館パソコン室に整備し、自習等の使用に開放する。
    (3) BYODの推進
    • 授業時や課題作成,レポート作成等のICT利用の促進を図るため、学生個人用ノートパソコンの携帯を推奨する。
      (4) 学修支援システムの整備
      • 学修支援システム(Universal Passport)活用と効果的発展及びクラウド化の推進
        (5) 双方向型授業の推進
        • クリッカー、タブレット端末を活用した授業の推進

          3. 技術支援・教育支援体制の整備

          学務部教育支援課は、教育開発センターおよび情報センターの支援のもと、教育活動において、学生及び教職員が効果的にICTを活用できるための技術支援・教育支援を実施する。

          (1) 教職員への支援
          • 学修支援システムの活用支援
          • ICT利活用に係る技術支援
            (2) 学生への支援
            • 学修支援システムの利活用支援
            • 学内ICT機器の利活用支援

              4. セキュリティへの対応

              情報センターは、聖学院情報セキュリティ方針に基づき、セキュリティに関する教育を行う。

              5. DXによる学修者本位の学修の実現

              DXによる学修者本位の学修実現に向けた取り組みを実施するとともに、指標を設定してその達成を目指す。

              <取組内容>

              (1) 学修支援システム(Universal Passport)の学修ポートフォリオを用いた教育課程の授業における学生の学修度等のデータの把握と可視化、学生指導の実施 

              (2) 学修度等のデータに基づき、本学の教育課程編成等における改善の検討

              <指標設定>

              (1) アウトプットに関する指標 
              学修度データを基に、学生の学修状況に応じた学習計画のアドバイス、学生指導の実施
              【目標値】全学生に対して毎学期1回以上の実施 

              (2) アウトカムに関する指標 
              学生の満足度の向上 
              【目標値】卒業時満足度調査「聖学院大学での学生生活を振り返って満足していますか。」の回答について、肯定的意見を90%以上にする。

              <評価体制>

              取組内容や指標については、内部質保証推進IR委員会で達成状況を確認する。さらに、大学評価会議に報告し、評価を受けることとする。

              2025年6月11日
              聖学院大学

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